バンド・ミュージシャン情報局

 

ラ行
ライオネル・リッチー  Lionel Richie
ジャンル : ソウル、R&B
70年代に活躍したR&Bグループ「コモドアーズ」の元メンバーで、82年に脱退してからは、ソロで活躍。83年発表のアルバム「オール・ナイト・ロング」が大ヒットし、彼の代表作となっている。
ラモーンズ  Ramones
ジャンル : パンク
76年、アルバム「ラモーンズの激情」でデビューした、NY出身の4人組パンク・バンド。NYのクラブ「CBGB」から始まったパンク・ムーヴメントだが、その中でも中心的な役割を果たしたのがこのラモーンズだった。「1,2,3,4」の掛け声と共に、超高速3分以内のポップ・ロックン・ロールを繰り広げる彼等を敬愛するミュージシャンは多い。まさに「我が道を行く」といった活動を20年間続け、バンドは96年に解散。2001年には、ヴォーカルのジョーイ・ラモーンが、その翌年の2002年にはべーシストのD・Dラモーンがこの世を去った。
ランシド  Rancid
ジャンル : パンク
前身はスカ・パンク・バンド「オペレーション・アイビー」。同バンドが僅か二年で解散した後、その残党メンバー、ティムとマットが「ランシド」を結成したのは91年。その翌年の92年には、アルバム「ランシド」を発表し、デビュー。90年代を代表する、ポップ・パンク・バンドである。
リック・スプリングフィールド  Rick springfield
ジャンル : ポップ
72年からシンガーとして地道な活動を続けていたが、ヒットには恵まれず、俳優としてTVドラマに出演した事がきっかけで人気を得る。その人気を利用して81年、デビュー・アルバム「ジェシーズ・ガール」を制作・発表し、当初から目指していたミュージシャンになる夢を叶えた。


リタ・クーリッジ  Rita Coolidge
ジャンル : ポップ
ボズ・スキャッグスの珠玉のバラード「ウィー・アー・オール・アローン」があまりにも有名な、インディアンの血を引く女性シンガー。 様々なミュージシャンの楽曲を取り上げ、独特の甘い声で歌い上げる。映画「007/オクトパシー」では主題歌を担当している。
リトル・リチャード  Littile Richard
ジャンル : ロックン・ロール
エルヴィス・プレスリーと肩を並べる、ロックンロールのキング。ピアノの弾き語りで、ファンキーなロックン・ロールを聴かせる。50年代から活躍しているにも関わらず全く歳をとらないのが不思議な程、若い。
リマール Limahl
ジャンル :ポップ
デュラン・デュランのニック・ローズがプロデュースしたファンク・ポップ・グループ「カジャ・グーグー」(写真)のボーカリストとして活躍した後、ソロに。85年映画「ネヴァー・エンディング・ストーリー」の主題歌を歌って大ヒット。中央がリマール。
ルー・リード  Lou Reed
ジャンル : ロック
60年代後半、ポップ・アーティスト・アンディー・ウォーホルがプロデュースした前衛ロック・バンド「ヴェルベット・アンダー・グラウンド」でボーカル&ソング・ライターとして活躍した。70年に同バンドが解散してからはソロ・ミュージシャンへ。同じ年、ソロ・デビュー・アルバム「トランスフォーマー」を発表。収録された「ワイルド・サイドを歩け」は、その過激な歌詞の内容から、物議を醸した。
レイ・チャールズ  Ray charles
ジャンル : R&B、ソウル
今年(2004年)の6月に、73歳でこの世を去ってしまった事が惜しまれる、稀代のソウル&ゴスペル・シンガー。代表曲に、ジョージア州の州歌にまでなった名曲「我が心のジョージア」や「愛さずにはいられない」等がある。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ  Red Hot Chili Peppers
ジャンル : ファンク・ロック
シンプルでいながら深みのあるサウンドとメロディーは、他の追随を許さない、レベルの高いものがある。84年「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」でデビューしてから20年という、キャリアの長いバンド。80年代〜90年代初頭までは、ヘヴィー&ファンキーなサウンドを売りにしていたが、99年発表のアルバム「カリフォルニケーション」以降は、そのようなスカッとしたファンキーさは影を潜め、じっくり「聴かせる」音作りに傾倒しているようだ。しかし、それもヴェテランとしての務めなのかも知れない。「プリティー・ウーマン」「ツイスター」といった映画のサントラにも、楽曲を提供している。
レニー・クラヴィッツ  Lenny Kravitz
ジャンル : ロック
実は「ガンズ・アンド・ローゼス」のギタリスト・スラッシュとは同じ小学校の同級生だったとか。ガンズ、デビューの一年後の89年、彼もアルバム「レット・ラヴ・ルール」を発表してデビュー。プリンスに次ぐ、ギターの似合うセクシーな黒人として、まず女性の心をかっさらい、その実楽曲はリフを多用したスタンダード&クールなロックンロールという事で、男性のファンも獲得。今時マイケル・シェンカー位しか使用していないギターのモデル「フライング・V」を何の恥じらいもなく高々と掲げるそのロック魂には、共感できるものがある。
レニングラード・カウボーイズ Leningrad Cowboys  
ジャンル : ロックン・ロール
映画「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」を制作する際に、フィンランドの天才映画監督・アキ・カウリスマキが作り上げた、架空のロック・バンド。それが何故か一人歩きをはじめて、架空から現実に活動するバンドになり、今に至っている。彼等の音楽は、牧歌的な民族音楽から、ロックン・ロール、ヘヴィー・メタル、パンク、ロカビリーまで幅広く、むしろやりたい音楽を好き勝手にやっているという感じだ。
ローリング・ストーンズ  The Rolling Stones
ジャンル : ロック、R&B
今年でなんとデビュー40周年を迎えた、不滅の現役ロックン・ロール・バンド。ビートルズと並び、あらゆるミュージシャンに影響を与えたと言っても、過言ではない程、その人気、知名度、楽曲のレベルは、ずば抜けて高い。デビュー時から一貫して、スキャンダラスで問題の多いバンドだが、その問題の多さが逆に大衆の興味を引く。
オリジナル・ギタリスト、ブライアン・ジョーンズの謎の死、乱交パーティー疑惑、麻薬所持でのキースの逮捕、ミックとキースの不仲・・・。それらの問題をひたすら傍観するドラマーのチャーリーとべーシストのビル(91年・脱退)の存在、ミックとキースという二匹の暴れ馬をいつも気に掛けて取り持っている、三代目ギタリスト、ロン・ウッドの献身的な態度。まるで狙ったかのようなこの構図に、ファンはメンバーの誰かに自分を投影せずには居られなくなる。そんな背景を知っただけでも、ストーンズを好きになってしまう。その上最高の楽曲が無数にあるんだから、堪らない。

ローリン・ヒル  Lauryn Hill
ジャンル:R&B ヒップ・ホップ
映画「天使にラヴ・ソングを2」(93年)に出演するなど、もともとは女優として活動していた彼女だったが、94年、レゲエ・ラップ・グループ「fugees」(フージーズ)に参加。彼等のセカンド・アルバム「ザ・スコア」(96年)が世界中で1500万枚以上もの売り上げを記録し、一躍90年代を代表するバンドとなった。98年にはソロ・アルバム「ミスエデュケーション」をリリース。さらに99年度のグラミー賞では、女性アーティスト史上最多5部門受賞という快挙を成し遂げ、実力派シンガーとしての地位を確立した。98年に結婚したボヴ・マーリィの息子ロアーンさんとの間に一子(男)あり。
ロイ・オービソン  Roy Orbison
ジャンル ポップ
「オー・プリティー・ウーマン」があまりにも有名な、60年代に活躍したミュージシャン。88年には、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ボブ・ディラン等と、スーパー・バンド「トラベリング・ウィルベリーズ」を結成。ささやくような、優しい声が甦ったと思った矢先、同年に亡くなった。
ロッド・スチュアート  Rod Stewart
ジャンル : ロック、 R&B
セクシーなハスキー・ヴォイスと、金色に輝くブロンド・ヘアーがフェロモンを振り撒く、ヴェテラン・シンガー。70年代初頭は、後にストーンズの三代目ギタリストとなるロン・ウッドと共にブルース・ロック・バンド「フェイセズ」で活躍。しかしソロ活動も同時に行っていたロッド個人の人気が急速に高まっていくにつれて、バンドは空中分解。70年代後半から、ロッドは本格的にソロ活動をスタートさせる。「今夜決めよう」「アイム・セクシー」「セイリング」「ベイビー・ジェーン」など、ヒット曲は数え切れないほど。オリジナル・アルバムから、ベスト盤まで、何故かロッドの顔のアップがジャケットのモノが多い。リトル・リチャードと同じく、この人も歳をとらない。





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