バンド・ミュージシャン情報局

  


マ行
マーヴィン・ゲイ  Marvin Gaye
ジャンル : R&B
50年代はレインボウズ、マーキーズなどといったバンドを転々としていた彼が、本格的にシンガーとしてのスタートを切ったのは62年、シングル「「スタボーン・カインド・フェロー」の発表から。この曲のヒットを皮切りに、60年代R&Bシーンの大物新人として、「ハウ・スィート・イット・イズ」「悲しい噂」など、大ヒットを飛ばしていく。70年代には名曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」を発表し、R&B界の神様的存在に。80年代に入り、新しい時代が到来しても、83年には「セクシャル・ヒーリング」を全米3位に送り、健在振りをアピール。しかし84年、父親に射殺されるという衝撃的最期を遂げ、この世を去った。
マイケル・ジャクソン  Michael Jackson
ジャンル : ポップス 「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンは、幼い頃から「ジャクソン5」の看板スターとして音楽業界で活躍していた。79年発表のアルバム「オフ・ザ・ウォール」で、本格的にソロ・シンガーとしてスタート。持ち前の甘いルックスと歌唱力で、本作は大ヒットを記録した。次いで83年に、完璧なプロモーションをもって発表された「スリラー」が、全世界で4000万枚以上を売り上げ、ギネス・ブックに載るほどの、空前のヒット。お馴染み「ムーン・ウォーク」や、あの腰つき、振り付け、シャウト、彼の全てが世界中を熱狂させ、一躍「キング・オブ・ポップ」に。
その後もそのカリスマ的人気は全く衰えず、「バッド」「デンジャラス」と、傑作アルバムを立て続けに発表。それと並行して少しずつ顔の色とパーツが変化していったが、ファンならそんな事に頓着しない事。無数のゴシップ、スキャンダルに包まれた彼を追ったドキュメンタリーが、つい最近日テレで放送されて話題を呼んだが、彼の真の姿は「ピーター・パン」ではなく、「音楽」なのだ。確かに、窓から赤ん坊を宙吊りにしたり、少年を自分の遊園地に連れて行って隔離してしまうなんて事は、常人には理解しがたい行動であるが、宙吊りにしたのは自分の子供だし、少年だって親が金と引き換えに子供をマイケルに「売っている」事だって充分考えられる。いずれにせよ、そんな下らないスキャンダルで彼の
音楽や存在までを否定するのは間違っている。まあ、人間として見れば大分屈折しているとは思うが。
マドンナ  Madonna
ジャンル : ポップス
84年発表のアルバム「ライク・ア・ヴァージン」での世界的成功から20年が経つが、未だにその人気は衰えることを知らない。この20年の間に、どれだけのアイドルが彼女への対抗馬として世に送り出されて来た事だろうか。そして、そのことごとくは彼女のカリスマ性には敵わず、色褪せ、消えて行った。
最近ではコートニー・ラヴ、ブリトニー・スピアーズなど、かなり手ごわいライバル達が出現したが、それでもそんな新人達に「スター」の座と人気を奪われることなく、「女性ポップ・スター」としての地位を守り続けている。それは、彼女がそんなニュー・エイジのスター達と逃げずに、真っ向から勝負を仕掛け、刺激を受けながら、同時に彼女自身もそんな新しいエネルギーを吸収し、成長しているからに他ならない。だから常に彼女は現在進行形で、新しい。
2002年には映画「007・ダイ・アナザー・デイ」の主題歌「ダイ・アナザー・デイ」が通算35枚目のトップ・10チャート入りを果たし、エルヴィス・プレスリーに次ぐ歴代2位の記録保持者となった。03年には新作「アメリカン・ライフ」を発表している。
マライア・キャリー  Mariah Carey
ジャンル : ポップ
高校時代から、脇目も振らずデモ・テープ製作に邁進し続け、売り込みに力を入れていた。後に夫となるCBS・ソニー社長・トミー・モトーラにやっとの事でテープを渡し、それがきっかけでデビュー。90年「ビジョン・オブ・ラヴ」
を発表し、シングル・カットした曲が全て1位を記録。瞬く間にスターの仲間入りを果たした。

マリリン・マンソン  Marilyn Manson
ジャンル : インダストリアル・メタル
アリス・クーパー、オジー・オズボーン、キッスと、「怪物ミュージシャン」の系譜の最後尾に位置する、グラム・ショック・ロッカー。94年発表のアルバム「ポート・レイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー」でデビュー。代表作は、映画「マトリックス」のイメージ・ソングとなったヒット曲「ロック・イズ・デッド」収録の「メカニカル・アニマルズ」。あからさまな「反・キリスト教」主義者で、何かする度にキリスト教団体を怒らせている。

ミート・ローフ  Meat Loaf
ジャンル ハード・ロック
77年発表のアルバム「地獄のロック・ライダー」でデビューした、ロック・ミュージシャン兼俳優。同作は全世界で3000万枚もの売り上げを記録した、モンスター・アルバム。ロック・オペラ調のコンセプト・アルバムで、今尚カルト的人気を誇る。93年にはその続編「地獄への帰還」を発表している。
モーター・ヘッド  Motorhead
ジャンル : ハード・ロック
超高速ロックン・ロールと、ヴォーカリスト・レミーのダミ声が武器の3人組ハード・ロック・バンド。77年「モーター・ヘッド」でデビューしてからも、その硬派でメディアにおもねらないアティトュードで、根強い人気を保っている。
モトリー・クルー  Motley Crue
ジャンル : ハードロック

ヴァン・ヘイレン、ボンジョヴィ、ラット等と共に、80年代のロック・シーンを大いに盛り上げた「L・Aメタル」を代表する、4人組ロックバンド。
82年「トゥー・ファースト・フォー・ラヴ」で華麗なデビューを飾った後、83年に発表した「シャウト・アット・ザ・デビル」で名実共にスター・バンドの地位を確立。しかし人気が出れば出るほど、メンバー全員、酒、ドラッグに溺れ始め、バンドはボロボロの状態に。「シアター・オブ・ペイン」「ガールズ・ガールズ・ガールズ」など、良質のロック・アルバムを発表していたが、メンバーはさらなる飛躍を求めて、禁酒・しらふを誓い合う。
そんなこんなで89年に完成した「ドクター・フィール・グッド」が空前の大ヒットを記録。見事全米一位に輝いた。同アルバムの発表と同時に行われたツアーでは、ドラマーのトミー・リーが発明した「回転式ドラム」、が初めて披露され、観客の度肝を抜く。90年代に入り、「スター」を完全否定する「グランジ」が流行し出すと、金髪ヴォーカリスト・ヴィンス・ニールをクビにして新・ヴォーカリストを加入するなど、ヘヴィー・メタル・ファンの失望を買う行動に走ってしまったが、97年、アルバム「ジェネレーション・スワイン」ではヴィンスが復帰。8年ぶりの、オリジナル・メンバーでのアルバムだった。しかし今度はドラマーのトミー・リーが「もうロックはやりたくない」と脱退宣言。その後トミーはデジタル・サウンドに走り始める。
2000年にはトミー不在のまま、アルバム「ニュー・タトゥー」を発表。モトリー・クルーらしい、骨太でいながら、程よくポップな曲の揃った、傑作アルバムに仕上がった。来年、20005年の春からはトミー・リーを復帰させた、「再結成ツアー」を行い、世界中のファンを狂喜させた。
モンキーズ  TheMonkees
ジャンル : ポップ
60年代に大ヒットした名曲「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」の、ほのぼのとした印象からアイドル的な扱いをされる事が多いが、セックス・ピストルズもカヴァーした「ステッピング・ストーン」は、彼等がれっきとしたロック・バンドであった事を聴く者に訴える、攻撃的なナンバーである。
ヤード・バーズ  The Yardbirds
 ジャンル : ブルース・ロック
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの「三大ギタリスト」を輩出した、伝説のスーパー・ブルース・バンド。写真はジェフ・ベック(中央)を交えた元・メンバー達の集合写真。




  

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