バンド・ミュージシャン情報局

  


タ行
ダイアナ・ロス Diana Ross
ジャンル : R&B
モータウンの代表的女性ボーカル・グループ「シュープリームス」の看板娘として、60年代後半〜70年代にかけて、圧倒的人気を誇った、R&Bの女王。同じR&B系のシンガーでも、力強いアレサ・フランクリン(こっちはソウルの女王)とは対照的な、細身でか弱いルックスと、可憐な歌声で人気を得た。
チープ・トリック  Cheap Trick
ヴォーカル、ロビン・ザンダーの甘いルックスが受けたのか、デビュー当時は本国アメリカより先に、何故か日本で爆発的に人気の出た4人組ポップ・ロック・バンド。ビートルズに影響を受けた、胸がキュンとなる様な切ないメロディーと、アメリカらしい、コミカルな曲展開が特徴。78年、日本のみで発売された「チープ・トリック・アット・武道館」は、日本であまりに売れたため、アメリカに逆輸入するという異例の事態にもなった。同アルバムが起爆剤となり、チープ・トリックはアメリカでの成功も掴んだ。そんな事から、本人達は「日本こそ自分達のホーム・グラウンドだ」と思っているとか。また、S・スタローン主演の腕相撲映画「オーヴァー・ザ・トップ」に、ロビン・ザンダーはソロで「イン・ディス・カントリー」という曲を提供している。
チェヴィー・チェッカー Chubby Checker
ジャンル : ブルース
60年、シングル「スクール・デイズ・オー・スクール・デイズ」でデビューし、同年に発表したアルバム「ザ・ツイスト」がビルボード・チャート一位に輝いたことで、トップ・スターの仲間入りを果たす。同アルバムは62年にまたもやチャートの一位に返り咲き、当時のツイスト・ブームを代表するミュージシャンとなる。他にも「ツイスティン・USA」「スロー・ツイスト」「レッツ・ツイスト・アゲイン」など、ツイストと銘打った楽曲をヒットさせたが、ビートルズの「バック・イン・U・S・S・R」のカヴァーがヒットしたのを最後に、チャートから姿を消した。81年に「ランニング」という曲を発表しているが、今は目立った活動はしていない。
ティナ・ターナー  Tina Turner
ジャンル : R&B、ポップ
R&Bにロックのエッセンスを加えたサウンドが特徴の、ハード・R&B歌手。60年代から元夫のアイクと「アイク&ティナ」として活動していたが、離婚後、上手くソロ・シンガーとして一人立ちできず、苦悩の時期を送った。しかし84年に発表したアルバム「プライベート・ダンサー」が全米一位を記録。その上グラミー賞・アルバム・オヴ・ザ・イヤーにも輝き、華麗なる復活を遂げた。



テッド・ニュージェント  Ted nugent
ジャンル : ハード・ロック
70年代から活躍する、ハード・ロック・ギタリスト兼ヴォーカリスト。89年にナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ等と共にスーパー・テクニカル・バンド「ダム・ヤンキース」を結成、解散後は再びソロに。

デヴィッド・ボウイ  David Bowie
ジャンル : ロック
時代と共に、幾度と無く変身を遂げていく稀代の芸術派・インテリ・ミュージシャン。69年に発表したコンセプト・アルバム「ジギー・スターダスト」のイメージに苦しめられた時期もあったが、80年代は「レッツ・ダンス」のヒットも手伝ってスター街道一直線だった。90年代に入って何を血迷ったか「過去の曲は一切演奏しない」宣言をしたが、グランジ・ブームもとっくに過ぎ去った最近は、やっと開き直ってジギー・スター・ダスト・ナンバーまでもライヴで披露するようになった。ちょっと前、ミネラル・ウォーターのCMで「過去の自分達」と共演していたが、それは常に「未来志向」だった彼にとっては、非常に珍しい事。あれは「過去と共に生きていく」という彼の「メッセージ」だったのだろうか。


トーキング・ヘッズ  Talking Heads
ジャンル : ロック
70年代後半のアングラ・ニューヨーク・パンク・シーンにおいて、既に独特の存在感を持っていたヴォーカルのデイヴィッド・バーンを中心とした、3人組ロック・バンド。デビュー・アルバム「サイコ・キラー」は、NYパンク・ムーブメントの名盤。
ドクター・ジョン  Dr.John
ジャンル : R&B、ヴードゥー音楽
50年代からニュー・オーリンズで活躍している、大ヴェテラン・シンガー。土俗的且つヴードゥー的雰囲気に満ち溢れた彼の音楽は、ミック・ジャガー、エリック・クラプトン等、大物ミュージシャンに多大な影響を与えた。本名はマック・レベナック。

トッド・ラングレン  Todd Rungdren
ジャンル : ロック
60年代後半は「ナズ」というバンドに在籍していたが、更なる音楽的成長を求め、脱退。ソロとなり独自の活動を開始する。プロデューサーとしても一流の腕を持ち、ニューヨーク・ドールズ、XTC,ザ・バンドなどのレコードを手がけている。

ドナ・サマー  Donna Summer
ジャンル : ダンス・ポップ
シンセサイザーと打ち込み式ビートを主体とした音楽で、70年代に一世を風靡した、ディスコの女王。
ドナス  Donnas
ジャンル : ポップ・パンク
アメリカは西海岸出身の4人組ガールズ・バンド。映画「デトロイト・ロック・シティ」のサントラではキッスの「ストラッター」をカヴァー。ビデオ・クリップではメンバー全員キッス・メイクで演じていた。又、モトリー・クルーの「トゥー・ファースト・フォー・ラヴ」をカヴァーするなど、今時珍しい80年代大好きバンドである。
トム・ウェイツ  Tom Waits
ジャンル : ジャズ・ヴォーカル
独特のハスキー・ヴォイスで聴くものを魅了するジャズ・シンガー。また同時にその歌詞の内容から、「酔いどれ詩人」とも呼ばれている。俳優としても活躍する一方、J・ジャームッシュ監督の「ナイト・オン・ザ・プラネット」など、映画音楽も多く手がけている。
トム・ジョーンズ  Tom Jones
「タイガー・トム」の愛称でも知られる、ヴェテラン・ソウル/R&B歌手。股間に密着したピチピチ・パンツなど、あからさまなマッチョ指向で、フェロモンを撒き散らす男っぷりは、今の時代ではパロディにしかならないが、名曲「イッツ・ノット・アン・ユージアル」や「シーズ・ア・レディー」「ルシールへの手紙」などを聴けば、彼がエルヴィス、シナトラと並ぶ今世紀最大のエンターテイナーと呼ばれる訳が分かる。
トム・ペティー  Tom Petty
ジャンル : ロック
76年、「トム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズ」として登場したロック・シンガー。79年発表の「破壊」は10週連続チャートの2位を記録した、70年代の名盤である。ボヴ・ディランを尊敬してやまない一本気な姿勢で、揺ぎ無い支持を保っている。トム・クルーズ主演の映画「ザ・エージェント」で、彼の「フリー・フォーリン」という曲が効果的に使われている。

ドン・ヘンリー  Don henry
ジャンル : ロック

元・イーグルスのメンバーで、同バンドではドラムを叩いていた。名曲「ホテル・カリフォルニア」も彼の作で、リード・ヴォーカルを取っている。82年にイーグルスが解散すると、同年にはアルバム「アイ・キャント・スタンド・スティル」を発表しソロ活動をスタートさせた。85年には名曲「ボーイズ・オヴ・サマー」収録のアルバム「ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト」で、グラミー賞・ベスト・ロック・ヴォーカリスト賞を受賞。90年代もコンスタントに活動を続けていたが、今年突然の「イーグルス再結成」でソロは一旦中止するとか。
                                     


  

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